日々を綴る。

HSPの自分が思ったことや感じたことを誰の目も気にせず自由に綴っていきます

嫌なものから逃げ続けたらどうなるんだろう

自分はHSPなので…と、HSP気質を言い訳にしたくは無いけど、やっぱり、私は、苦手なものや嫌なものは人よりもある方だと思う。
それでも、やはり嫌なものから逃げてばかりではいけないよなぁ…成長出来ないよなぁ…と思い、過去には数々の嫌な物事に立ち向かったが、やはり最後は逃げた。
例えば学校。
例えば仕事。
例えば人間関係。

高校受験は本命も滑り止めも合格したが、私は「受かれば皆喜んでその学校に行く」という県立の高校を蹴って、私立の女子高へ進学した。理由は色々あったけど、その頃の私は男子の目が怖かったので「女子だけならもっと気楽な学校生活が送れるかも」という理由が大きかった。でもその女子高も、別にいじめなどがあったわけでは無く、友人もいたのだが、馴染めなくて約一年で辞めた(でも入ってすぐに辞めたくなったので、約一年耐えたのは私にしては長い戦いだった)。これが私の人生で一番初めの大きな"逃げ"かもしれない。もし県立高校に行っていたら人生は違ったかもしれない…と今は思うが、後悔はしていない。あの頃の私にとって最善の選択が「退学」だったのだ。それに、多分県立高校へ行っていたら今の旦那とは出会えていない。

その後大検を取り客室乗務員になるべく専門学校兼短大へ通うのだが、その職業には就けなかったので、派遣社員で職を転々とすることになる。その仕事経験の中でも色々と逃げたなぁ。コールセンターの仕事、高級ブティックの店員、化粧品会社の事務…どれも、契約期間が残っていた中無理を言って辞めさせてもらった。一度辞めると申し出た所、会社側から部署移動など優遇してもらった…にも関わらず辞めさせてもらった会社もある。基本、働いた所で人間関係が悪い所は殆どなかったので、契約満了を待たず辞める時は心から申し訳無かったし、「なぜ私はこんなに心が弱いんだろう?」「働きたくても働けない人もいるのに、私は贅沢だ、甘えている…」と自分を責めた。次第に働くのが怖くなったけど、働かないと生活が回らないし、恥ずかしい話その当時私には自分でこさえた借金もあったので、しんどいしんどいと思いながらも働き続けた。一度無理!と思ってしまうとそこで長く働けないのは分かり切っていたので、もともとの契約期間が短い仕事を選んで働いたりしていた。

職場などで出会う人とは基本的に当たり障りなく仲良く出来ていた方だと思うけど、「うっ…なんかこの人苦手…かも…」と思う人も中にはいた。しかし「いや、付き合ってみれば違う発見があるかも!」「私の第一印象が間違っているかもしれない」と思い、また「誰とでも仲良くしなさい」という小さい頃に刷り込まれた観念もあったので、苦手と思う人にも出来る限り積極的に話しかけたり、フレンドリーな自分を装っていた。…が、第一印象って侮れないもので、一番最初に「苦手かも」と思った人は、基本的にどこまで行っても苦手だったし、最悪「大嫌い」になったりもした。HSP気質の特徴の中に、「直感が鋭い」という項目があるけど、今思えば、やはり私の直感は私にとっては大正解だったのだと思う。それを自分自身で信じられなかっただけで…。
実は今も、「苦手、っていうか嫌い…」と思う人がいて(苦笑)、その人のことは初めて会った時にも「うーん、この人嫌かも」と思っていた。でも「人をそんな簡単に判断してはいかん」との理性が働き、仲良くなる努力をしてみたんだけど、やっぱダメねー、仲良くなれない…というかしたくない!常に適切な距離を保ちたい。他の大多数の人が大丈夫でも、私にはダメなものが、少なからずあるのだ。その人がいる故に、私はその人と会わざるをえないESLを一旦お休みしようかとも思っている訳で、それはつまり、また逃げるという事なのかもしれない。

そんな訳で、今に至るまで大なり小なり、色々なものから逃げている。
エヴァのシンジ君じゃないけど、ずっと、「逃げちゃダメだ」と思っていたし、立ち向かう事、乗り越える事が人間としての正解だと思っていた。だから、今でも戦いきれず逃げた自分を恥じたり責めたりしがちである。でも、どうなんだろう。逃げ続けてきたけど、どっこい生きている。逃げた環境が追いかけてくる訳でもなし、辛いのは自責の念など「自分の内面」なのだから、それは考え方を変える事でいずれどうにかなる気がする。戦える人は戦えば良いし、逃げたい人は逃げれば良いのではないか。人の気質も人生観もそれぞれだから、唯一無二の正解ってのは無いよなぁ…。そんな風に思うようになってきた。

昔好きで読んでいた漫画「ぼのぼの」(いがらしみきお著)。この11巻に「枝ばかりの木」が出てくる話がある。木登りがしたいけど上手く登れないぼのぼのの為に、アライグマくんが枝の沢山ある登りやすい木の所まで連れて行き、更にアライグマくんのお父さんが短い枝をたくさん木にくっつけて、「枝ばかりの木」が出来る。この話の最後、主人公のぼのぼのが「一生何も出来なくて別な事ばかりやってたらどうなるのかな」とアライグマくんのお父さんに問いかけるシーンがある。その答えが「それも悪くねぇだろ、ちょうどあの枝ばっかりの木みたいなもんだ」。
この話、「嫌な事から逃げ続ける人生」と「別な事ばっかりやってる人生」が私の中ではリンクしていて、しかもそれを肯定的に描いていて、年月経つけどずーっと心の中に残っている。「逃げる」っていうと否定的に聞こえるけど、「別な事ばかりやる」と多少そのニュアンスが変わるなぁ。
本当は、職人さんのように、仕事でもなんでも、興味ある一つの物事をずーっと続けて行けたら良いのにな、と思っている。好きな事だけにフォーカスしていけたら楽そうだし。でもなかなか出来ない。そんな自分を「あーダメだなぁ」と思うのではなく、「それも悪くないんじゃないかな」と心から思えたら、私の人生はもっと輝くのだろうな。